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労働組合の役割とは?労働組合の場合、従業員が団結して使用者(経営者)と団体交渉を行なう

以下記事転載

employment.en-japan.com

 

労働組合の役割とは?

労働組合の役割とは?

転職活動でいろいろな企業をチェックしていると、「労働組合」という言葉を目にする機会が増えると思います。なんとなく名前は聞いたことがあるという方は多いでしょう。しかし、「労働組合って何?」と問われると、意味はよくわからない…と回答する方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、労働組合の役割について解説。働いていれば必ずと言っていいほど見聞きすることになる労働組合。これを機に、理解を深めてしまいましょう。

労働組合の役割とは?

労働組合の役割とは?

労働組合とは、労働者(従業員など)が団結して賃金や勤務時間、職場環境の改善に取り組む組織のことです。仮にあなたが給与に不満を抱いたとします。しかし、たった一人で上司や経営層に改善を直訴したところで、現状が改善される可能性は低いでしょう。労働組合の場合、従業員が団結して使用者(経営者)と団体交渉を行なうことができます。

「え?団体交渉しても大丈夫なの?」と思うかもしれませんね。でも、どうかご安心を。なぜなら、労働組合の権利は、憲法で保障されているからです。つまり、誰でも労働組合をつくることができますし、加入することもできる。使用者に対し、ストライキといった団体行動を行なうこともできるのです。憲法では、労働三権団結権、団体交渉権、団体行動権)として権利を与えられています。また、使用者が労働組合労働組合員に対して、解雇等の不利益な取り扱いを行なうことも禁じられています。

労働組合の現状。

労働者にとってはメリットだらけのような労働組合ですが、組織率(労働組合員数÷雇用者数)は年々減少傾向にあるのが実情です(ただし、企業規模で見てみると、従業員数1000名以上の企業の組織率が40%以上であるのに対し、従業員数100名以下の企業では1%を切る結果となっています)。

厚生労働省のHPによると、2013年6月末における日本の労働組合数は約2万6,000組合、組合員数は約987万5,000人です。

組織率低下の要因として考えられるのは、以下の3つ。

[1]非正規雇用者の増加。

過去を振り返ると、日本の労働組合は正社員のみで組織されてきたという歴史があります。しかし、近年は契約社員派遣社員といった非正規雇用者が増加したため、組合への加入者数が減少しているのではないかといわれています(ただし、非正規雇用者だけで労働組合を組織したという例もあります)。

[2]交渉しなくてもよい(我慢できる?)賃金や労働条件の提示。

特に、IT系のベンチャー企業では組織すら見当たらないケースが多くあります。理由として考えられるのは、業績好調につき、わざわざ団体交渉しなくてもよいだけの賃金や労働条件が提示されているため。交渉することにメリットを感じづらくなっていることが要因といえます。

[3]組合の存在意義の見直し。

1990年代後半からの不況に伴い、企業が社内体制の見直しを行なうようになりました。部門の統廃合や人員整理などが進むなかで解散を余儀なくされるなど、組合自体に存在意義を感じづらくなっているという背景があります。

労働組合と転職活動。

労働組合の定義と現状については、おわかりいただけたでしょうか?それでは、転職活動との関連性について考えてみましょう。

労働組合と転職活動の関係しえ

よく噂されるのが「労働組合の経験者は転職で不利だ」ということです。理由は、労働組合が使用者と交渉する団体であるから。労働組合の経験者が入社したら、「あれもこれも」と改善を提案されるのではないかということを危惧して、採用を見送るのではないかといわれています。

しかし、噂はあくまでも噂。誤解されているといったほうが正しいかもしれませんね。先述したとおり、労働組合とは、賃金や勤務時間、職場環境の改善に取り組む組織のこと。しかし、目的は働きやすい環境を整えて、より業務の効率化を図り、企業にもたらす利益を増やしていくことです。もし労働組合で労働条件の改善に取り組んだ経験があるのなら、隠すのではなくきちんと伝えるようにしましょう。課題解決力やプレゼンテーション力のアピールにもつながります。

以上が、労働組合に関する解説です。正しく把握して、労働組合を組織している企業の理解促進に役立ててください。