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犯罪の温床と化す「痴漢掲示板」 病気の可能性のある常習者へ・・・おかしい

以下記事転載

犯罪の温床と化す「痴漢掲示板」 病気の可能性のある常習者へは医療的アプローチを (AbemaTIMES) - Yahoo!ニュース

犯罪の温床と化す「痴漢掲示板」 病気の可能性のある常習者へは医療的アプローチを

11/29(水) 18:11配信

AbemaTIMES

■被害経験者「囲まれたら、怖くて声も出ないと思う」

(C)AbemaTV

 27日、集団で痴漢行為に及んだとして4人の男が逮捕された。4人は7月、JR埼京線の電車内で20代の女性会社員に対し下着の中に手を入れて下半身を触るなどわいせつな行為をした疑いが持たれている。警視庁によると、4人は互いに面識はなく、痴漢体験を告白するネットの掲示板を通じて集まったという。先頭車両で痴漢が横行していることを知り、その様子を見物するために集合。その後、女性を取り囲み痴漢に及んだという。

 痴漢された経験があるという女性たちには「集団だと、周りが助けてくれないと逃げ出せないのではないか。それだけ囲まれたら、怖くて声も出ないと思う」(20代大学生)、「本気で痴漢したいわけではなさそう。1人で痴漢する人は『抑えられない』と理性が飛んでやっているのかもしれない。4人でやっている人は遊び半分でやっていそうだから、そこが嫌だ」(20代大学生)と話す。

 集団痴漢、そして犯罪の温床になっている痴漢掲示板の実態とはどのようなものなのだろうか。

■「挨拶」=お尻に軽く触れ、痴漢できるか確認する事、などの隠語も

 ノンフィクションライターの石原行雄氏は「先頭車両や最後尾といった場所に集団で追い詰めることで逃げ場を無くす。“赤信号みんなで渡れば怖くない“ではないが、集団のノリでやって罪悪感を薄める。卑怯者の犯罪」と話す。また、痴漢サイトについては「13、14年前は牧歌的で、痴漢をされる願望がある女性が男性を誘って、ある意味合意のもとでやる一種のプレイ、ゲームのような側面がある、趣味の人が集まる場所だった。最近では本当に集団痴漢のための使い方が流行っている」と説明した。
 
 実際に書き込みを見てみると、体験談なのか妄想なのか、痴漢についてまるで小説のように書かれているものも多く見受けられる。中には痴漢情報をやり取りしているような書き込みもあった。また、銭湯=先頭車両、1の1=1両目の1番目のドア、挨拶=お尻に軽く触れ、痴漢できるか確認する事、といった隠語も使われている。

 石原氏によると、サイト・掲示板運営者にとってはアクセスに伴う広告収入がバカにならないのだという。そうした理由もあってか、「痴漢は犯罪と冒頭に書いてある」「書き込みは“妄想”で閉鎖するのは表現の自由の侵害」と主張し、運営を続けているのだ。アトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士は「表現の自由があるので取り締まりは難しい。殺人などは予備罪で取り締まれるが、痴漢は適用外。ただし、実際に犯罪行為が発生した場合、サイト管理者がほう助に問われるケースもある」との見解を示す。

■年間数千件も摘発されているような国は日本くらい

 精神科で“痴漢外来“として性的依存症の治療を行ってきた筑波大学教授の原田隆之医師は「今まで病院に来られる人の中にはこういうサイトを使っている人がいる。ただ、一網打尽でみんな捕まったというケースはなかったので、現実的にこういうことがあるんだなと驚いた」と今回の事件について印象を語る。

 「原因の特定は難しく、もしかしすると生まれ持った生物学的な弱さがあるのかもしれないし、何らかのきっかけでということもあるかもしれない。女性との関係の持ち方や考え方の歪みもあるかもしれない。十人十色で一概に言えない。ただ、海外ではほとんどなく、一時期は日本特有の性犯罪だと言われていた。年間数千件も摘発されているような国は世界広しと言えども日本くらい。これだけの満員電車という状況、女性が声をあげにくい日本人ならではのおくゆかしさみたいなものが合わさっているのではないか」。

■満員電車から車通勤に変えることで克服した人も

 斉藤章佳氏の著書『男が痴漢になる理由』には、痴漢常習者の言い分として「露出が多い服を着ている女性は、痴漢されたい・されても仕方がない」「女性は無意識のうちに痴漢されたいという欲望を持っている」「今週も1週間仕事を頑張ったから、自分は痴漢をしても許される」といったものが紹介されている。

 原田医師は「“認知の歪み“と呼んでいるが、これが真実の一端。我々からするとおかしいと思うが、大真面目にこう考えている。実際に生身の女性とのコミュニケーションがないので、頭の中で妄想を膨らませていてるケースもある」と話す。「善悪はみんな分かっている。いけないことだと分かっているから、バレたくないと思っている。だから自分の中でゴーサインを出すために正当化している。窃触(せっしょく)障害といって、こっそり触ることに快感を得て、さらにそれをコントロールできなくなるケースもある。薬やお酒といった他の依存症も最初は気持ちがいいが、段々とその快感ではなくなってくる。お酒もおいしくないが、飲まずにはいられなくなってくる。最初は性的に興奮していたけれども、段々そうではなくなってくるのが依存症の特徴」。

 そうした患者の治療方法について原田医師は「認知行動療法がベースになる。例えば、満員電車を避けてもらう。引っ越しをしたり、車の通勤に変えたり、大切なのは脳に痴漢のスイッチを入れないこと。単純なことではあるが生活のスタイルを変えてスイッチを入れないようにする工夫を重ねていく。スイッチが入らなければ行為に至る連鎖もなくなる。それが出発点になる。とりあえずは6カ月。ただ最低2年は来てくださいと言っている。2年は来ないと生活のリズムは整わない。脳の記憶を消すという作業であって、『快感を味わった。スリルがあった』というのがあるうちは危ない。なかなか記憶は消えない」と説明する。実際に、満員電車から車通勤に変えて、痴漢をしたいという気持ちが全くなくなったという人もいるのだという。

 

■医療的なアプローチや加害者への支援という視点を

 そうした自身の経験から、原田医師は刑事罰だけでなく、医療的なアプローチの必要性を訴える。
 
 「もちろん罰も大事だ。しかし一方で、罰だけではなかなか止められない人もいる。治療も合わせてやって再犯を減らしていくことが必要だと思う。病名も我々のマニュアルの中にあるくらいなので、治療に保険が適用できる場合もある。データが積み重なっている治療法もある」。

 大正大学の田中俊之准教授(男性学)は「冤罪被害や、男性が疑われるということが起こるので、痴漢は男にとっても敵だ。どうしても男対女という図式で見られがちだが、ちゃんと整理して、男女が協力して対策していけるかが建設的な視点だと思う。もし病気だとなった時、痴漢している人に言い訳を与えてしまうという見方が出てくる可能性もあり、加害者への支援が必要になる」とコメントしていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)