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アダルトサイト見てたら突然シャッター音、ついにここまで…スマホ対応で進化するワンクリック詐欺  こわい

以下記事転載

www.sankei.com

【衝撃事件の核心】
アダルトサイト見てたら突然シャッター音、ついにここまで…スマホ対応で進化するワンクリック詐欺

 

(1/3ページ)【衝撃事件の核心

アダルトサイト関連の相談件数の推移

 カシャッ! スマートフォンでアダルトサイトを見ていると、突然シャッター音が鳴った。もしやカメラが勝手に起動し、にやけ顔でも撮影されたのでは…。不安に思っていると、表示されたのは「ユーザー登録画面」。そして利用料として数万円が請求された-。インターネットで年齢認証や動画再生ボタンをクリックするだけで高額な利用料を請求される「ワンクリック詐欺」。多機能を売りに急速に普及するスマホだけに、詐欺の手口も進化している。シャッター音で不安感をあおったり、ブルブル震えてトラブルを装ったり…。スマホ利用者は「スマホで初めて情報機器に触れた」という人が少なくないといい、ネットに不慣れな初心者は注意が必要だ。

「こちらには〝写真〟がある」

 「スマホでアダルトサイトを見ていたら、突然シャッター音がして、利用料の請求画面になって…」

 2月、近畿地方に住む40代の男性から地域の消費生活センターに相談の電話があった。

 スマホでアダルトサイトを閲覧し、画面に表示された「18歳以上」のボタンをタップした(押した)ところ、カメラのシャッター音が聞こえ、スマホには登録完了の画面が表示された。約9万円の利用料を請求された。

 慌てた男性は、画面に表示された問い合わせ先の番号に電話。「取り消したい」と申し出て名前や住所を伝えた。だが、電話の相手はこううそぶいた。

 「こちらには〝写真〟があるから払ってください」

 だが、そもそもスマホでアダルトサイトを見ただけで、勝手にカメラが起動して、にやけ顔を撮影されてしまったりすることがあるのだろうか。パソコンの遠隔操作を耳にすることもあり、全く不可能ではないのかもしれないと不安に思う人も少なくないだろう。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の担当者によると、「ウェブサイトを閲覧するだけでスマホのカメラを操作したり、撮影した画像を送信させたりすることはできない」。

 企業などのサイトを見た場合にBGMが流れたりするのと同じ仕組みで、請求画面を表示する際にカメラのシャッター音が再生されるよう仕組んでいるだけという。

 それでも、国民生活センターには昨年以降、全国から同様の相談が寄せられている。現金を要求する表示だけでなく、音声を組み合わせることで不安をあおられた人が多いのだろう。実際に現金を支払ったり、問い合わせ先に連絡して電話番号や名前などの個人情報を業者側に知られてしまったりする被害が出ている。

突然震えたり、勝手に電話したり…

 音だけでなく、動作で「脅す」手口も現れた。

 国民生活センターによると、同じようにアダルトサイトを閲覧中、登録画面が表示されるタイミングでスマホのバイブレーション機能が作動するようにサイトに仕掛けを作っておき、利用者に「何かまずいことが起きたんじゃないか」と疑心暗鬼にさせるのだという。

 さらに、最近新たに確認されているのが、ネット閲覧ソフト(ブラウザー)を操り、自動的に業者に電話をかけさせようとする手口だ。

 サイトにある動画の再生ボタンや、メールのリンクをタップすると、登録完了画面が表示される。ここまでは従来のワンクリック詐欺と同じだが、その際に、料金や問い合わせ先などが記載されたポップアップメッセージが自動的に表示される点が異なる。

 メッセージを画面から消そうと「OK」ボタンをタップすると、今度は電話発信をするかどうか確認するポップアップが表示される。無警戒に「発信」ボタンをタップしてしまうと、サイトの運営業者に電話がかかってしまうという。

発信する相手先番号の頭には、あらかじめ電話番号を相手に通知するための「186」が付け加えられており、たとえ普段は非通知設定にしていたとしても、こちらの電話番号を知られてしまうのだ。

 この手口のやっかいなところは、電話発信をキャンセルしても再び登録画面とポップアップメッセージが表示される状態になること。そのまま無視して閲覧をやめればすむ話なのだが、「ネットが使えなくなった」と思い込んでやむなく電話をかけてしまう人もいる。

スマホ利用者は狙われやすい?

 民間リサーチ会社「MM総研」の調査では、昨年9月末時点の国内のスマホ契約数は6248万件で、携帯電話の契約数全体の50・3%に達した。

 スマホの浸透とともにトラブルは急増しており、アダルトサイトの利用料請求などをめぐる国民生活センターへの相談件数は、昨年度、過去最多の年間10万6279件に上った。このうちスマホ利用者は半数近い4万7515件だった。

 IPAの担当者は「スマホで初めて情報機器に触れたという人も少なくない。ネットにも不慣れなため、つけ込まれやすい」と指摘する。

 一方、トラブル解決をうたって〝初心者〟に近づく業者にも注意が必要だ。

 国民生活センターは今月、アダルトサイトをめぐる問題で、行政書士が法律上認められていないトラブル解決をうたって被害者に費用を請求するケースが増加していると発表した。

 行政書士は弁護士のような返金請求や解約交渉を行うことはできないが、できるかのような説明を受けたという相談が急増。3~4万円の解決費用を請求され、料金を支払った人もいる。

 技術の進歩とともに犯罪も進化する。何かと便利なスマホだが、楽しく利用するためには、利用者が危険を避ける術を身につけておくべきだろう。