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「姿なきロボット」がメガバンク行員数万人の仕事を奪う==AI人工知能だろう

以下記事転載

headlines.yahoo.co.jp

「姿なきロボット」がメガバンク行員数万人の仕事を奪う

11/10(金) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 人間は人工知能(AI)に仕事を奪われてしまうのではないか――。その問いは、テクノロジーの進化が引き起こした論争におけるメインテーマの一つだ。ただ、AIの影に隠れて目立たないが、実はすでに現実のオフィスで、人間に取って代わる存在が台頭しつつある。それは、ロボット。それも、姿なきソフトウェアロボットだ。私たちはその存在とどう向き合うべきか、真剣に考えなくてはいけない時代が訪れている。(週刊ダイヤモンド編集部 鈴木崇久)

 銀行業界に「大リストラ時代」が再び訪れる――。この1~2週間、メディアの報道の中でそうした見出しが何度も踊った。

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、三井住友FG、みずほFGの3メガバンクグループは今後、大規模な店舗の統廃合や人員・業務のスリム化に取り組み、コスト構造改革に本腰を入れる。その結果、三菱UFJFGで9500人、三井住友FGで4000人、みずほFGで1万9000人、3社合計で3万2500人もの人員を浮かせる算段だ。

 ただ、3社がこれから取り組もうとしている「大リストラ」には、多くの場合につきものであるはずの早期退職募集などといった人員削減の話が出てこない。せいぜい大量に採用されたバブル入行組の退職と今後の新規採用の抑制によって、人員の自然減を進める程度にすぎない。実は、3社合計で3万2500人分に相当する「業務の削減」は行うものの、それで浮いた人員は営業など別の部門に回すことを想定しているのだ。

 そして、その浮かせた人員が今までやっていた仕事を代わりにこなすのは、ロボットだ。しかし、私たちがイメージしがちな人型ロボットでも、工場で溶接や組み立てなどを行う産業用ロボットでもない。RPA(Robotic Process Automation)と呼ばれる、ホワイトカラー職の業務をソフトウェア内で自動処理する「姿なきロボット」なのだ。

● ソフトバンクもRPA実践 9000時間分の業務削減

 10月19日、そのRPA分野でソフトバンクが新サービスに関する記者会見を開いた。11月から「SynchRoid(シンクロイド)」というRPAサービスの提供を開始すると発表したのだ。傘下に4000以上のソフトウェアロボットの導入実績があるグループ会社を持つ、RPAホールディングスと共同開発した新サービスだという。

 ソフトバンクの今井康之副社長によると、ソフトバンクは社内でRPAを導入したところ業務効率が格段にアップしたため、社外にも展開したいと考え、RPA事業を立ち上げたという。

 ソフトバンクは、RPA導入に必要な開発者を社内で152人育成し、26部門で導入。月間9000時間分もの業務効率化を実現したという。その導入ノウハウをつぎ込んだのが、シンクロイドというわけだ。

 とはいえ、ソフトウェアロボットと言われても、多くの人はどのような業務ができるのかイメージしにくいだろう。シンクロイドの発表記者会見では、RPAの活用事例として交通費の経費申請における経理部門のチェック業務が紹介された。

 多くの経理担当者は、提出された申請書を確認し、そこに記載のある交通費の金額に間違いがないかを照合。社内の経費システムに情報を入力していくという手順を踏む。単純ではあるものの面倒な作業であることは想像に難くないが、RPAを活用すると、前述した一連の作業を1件当たり約1秒で処理することができてしまうという。

● いつの時代も繰り返し浮上する 「テクノロジー失業」の脅威

 11年、マサチューセッツ工科大学の研究チームは『Race Against The Machine(邦題:機械との競争)』において、「テクノロジーの進化がもたらす失業」に関する未来予測を発表。世界に衝撃を与えた。そして、ちまたでは現在、「人間はAI(人工知能)に仕事を奪われてしまうのではないか」という論争が続いている。

 しかし、AIの影に隠れがちで地味な存在ではあるものの、前述の通り、RPAはすでに現実世界においてホワイトカラーの仕事を代替しつつある。「人間が仕事を奪われた」というのも一つの見方だろう。一方、「退屈で面倒な単純作業から人間が開放された」という見方もできる。

 ただ、いずれにしても、RPAが代替できる仕事しかできない人材は淘汰されていく運命にあるだろう。ロボットに任せたほうが早い、安い、ミスがないとなれば、抗いようのない流れであることは間違いない。どんな時代にも必ず浮上した議論のはずだが、私たちはテクノロジーに支配されるのではなく、それを活用する側に回らなくては、「機械との競争」に負けてしまうだろう。

 近年ではコンピューターやインターネットが台頭してきたタイミングがそうだったように、私たちはAIよりも先に、RPAというテクノロジーと向き合う必要がありそうだ。

 この新しいテクノロジーをどう活用していくべきか。新しい「人間の仕事」は何なのか。RPAの台頭スピードを踏まえると、考えるために残された時間はそう多くなさそうだ。

鈴木崇久